もう遅いよ… を防ぐ報連相の極意! やり方やマインドセットを解説

報連相は大事!

「転職、おめでとう。…でも、言ってくれたらよかったのに」
「ごめん。君に心配かけたくなかったんだ」
「……もう遅いよ。ずっと不安だったの、気づかなかった?」

これは、コミュニケーションの足りなさから起こるすれ違いの一つですよね。

相手のことを想っているのに、それがかえって相手を傷つけてしまう…。

こうしたすれ違いは、仕事でも起こります。

認識のズレを修正するためにも、日頃から報連相を心がけましょう。

この記事では、報連相が重要な理由とそのやり方を駆け出しライターさん向けに解説していきます。

クライアントさんとのやり取りがうまくいかないと感じているライターさんは、チェックしてください。

目次

クオリティよりも報連相が重要な理由は?

「報告の時間で執筆してクオリティ上げた方がいいんじゃない?」

このように感じる駆け出しライターさんは、多いと思います。

しかし、クオリティよりも報連相が重要です。

それは、以下2つの理由から判断できます。

報連相が重要な2つの理由
  • 死んでから売れた… 偉大な作品もすぐに認めてもらえない
  • 職人は売る人ではない! 作る人だ!

2つの理由を紐解けば、報連相の重要さが理解できるでしょう。

クオリティの方が重要だと感じている方は、しっかりとチェックしてください。

死んでから売れた… 偉大な作品もすぐに認めてもらえない

まず、クオリティの高さはプロでも判断できません。

たとえば、童話作家の宮沢賢治や画家のピカソです。

宮沢賢治は代表作『注文の多い料理店』や詩集『春と修羅』を出版するも、当時は作品の良さを受け入れてもらえませんでした。

しかし、彼が亡くなったあとその作品たちが受け入れられ、今では教科書に作品が載るような作家にまでなりました。

なぜ、そのような作品が受け入れられなかったのでしょうか。

一言で言えば、ただ当時の人たちには作品のすごさが判断できなかったからです。

これは、時の運でもあり、仕方がないことかもしれません。

ですが、ライティングにおいてはプロとして仕事をする必要があります。

ディレクションや編集者、クライアントとコミュニケーションを取り、受け入れられる作品を作るしかありません。

だから報連相をして、クオリティではなく、仕事としてのライティングを成立させる必要があるんです。

職人は売る人ではない! 作る人だ!

逆説的に報連相の大事さを考えてみましょう。

ライターは職人でしょうか。

職人であれば、魂込めた文を書き、それを見つけた編集者やお客さんが作品を広げていく。

このような構図になるでしょう。

しかし、ライターは職人ではなく、売る人の側面が強いと思います。

つまり、仕事の取り組み方として“待つのではなく、行かなければいけない”のです。

むしろ、職人が作ったものを多くの人に届けると考えるほうが自然でしょう。

そうなると、コミュニケーションを取りながら、どうすれば売れるかを考えていかなくてはなりません。

さらに、タイミングを狙って仕掛けを起こしていく必要があります。

このときに報連相がないと、連携は崩れ、せっかくのいい商品を届けられなくなってしまうでしょう。

ライターのポジションを考えると、報連相の大事さがよく理解できると思います。

ライター向け! 報連相のやり方とマインドセット

ここでは、“フリーライター向け報連相のやり方とマインドセット”を解説していきます。

ポイントは、多くを期待しないことです。

会社に出勤する働き方とは違う気づきを得られるはずなので、きちんと理解していきましょう。

返信を気にしない

マインドセットとして、返信を期待するのはやめましょう。

特に、相手から気の利いた返信は来ません。

これまで気の利いた返信をする上司やクライアントがいたのであれば、それはとても運が良かったと言えます。

ですが、報告内容を相手が読んでいないわけではありません。

業務の日報も、上司から返信が来たことなんてないと思います。

同じように、返信は来ないけど、相手が読んでいないわけではないと思い、報連相に取り組むようにしましょう。

最強は毎日報告

報告は、何度行っても損をしません。

メンターがいるのであれば、毎日報告をするのがおすすめです。

また、プロジェクト案件稼働時は、毎日報告するとクライアントが安心するでしょう。

毎日報告するのがおすすめな理由は、信頼を上げつつ相手の安心を得られるからです。

まず、滞りなく作業が進んでいるのが分かれば、クライアントは安心します。

発注者が気にするのは、プロジェクトが無事遂行できるかです。

そして、ちょっとした遅れでもスケジュール変更が出てしまうのが、プロジェクトのネックでもあります。

だからこそ、毎日進捗を報告すると相手も安心できるんです。

次に、信頼を得られます。

毎日報告=継続できる人と感じてもらえます。

すると、何かあったときに仕事を依頼しやすいんです。

「毎日報告なんて…」と思うかもしれませんが、

逆に、毎日報告するだけで信頼を得られるなんて、なんともコスパがいいと思いませんか?

期日は時間とセットで報告

相手が知りたいのは、進捗状況と時間です。

特に期日は、日付だけでなく、時間も共有できるとベストでしょう。

時間が分からないと相手はスケジュールを組めません。

仕事をするなかで、時間も共有するのをクセにしていきましょう。

相談は感情の共有だけ

報連相の言葉通りに相談をして、アドバイスをもらおうとするのはやめましょう。

あくまで相談は、相手がいないといけないことに絞ります。

たとえば、会社の規定や専門家の有無、仕事のフローの確認などです。

また、相手との距離感にもよりますが、感情の共有は積極的にしていきましょう。

相手は、意外とみんなが何を感じて仕事をしているのか気にします。

そこで、率直な気持ちを共有すると、お互いの理解を得られます。

お互いの理解は、仕事のクオリティアップの観点からも大切です。

相手が思っていることを先回りしたり、押さえたコメントをしたりすると、信頼が上がるだけでなく提案も通りやすくなります。

ただし、文句や愚痴と感情の共有は別物です。

真摯さを忘れずに、相談をするようにしましょう。

報連相の極意! やり方やマインドセットを解説 まとめ

報連相は、報報報連相くらいの勢いで伝えるのが重要です。

これは、仕事だけでなく、日常でも当てはまります。

家族やパートナーには、適度な報告が喜ばれますし、自分の立場になっても安心できますよね。

毎日がうまくいかない綻びは、報連相の足りなさから訪れます。

特に新しいことをして成長をしたいと感じている方は、報連相を普段から意識していきましょう。

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この記事を書いた人

23歳・歴3年のフリーライター。webから取材記事まで幅広く手掛ける。大事にしているのは「真摯さ」。特に教育において、その重要性を感じている。ライターの必要性を高め、新たな市場を創るべく「Integrity Writing」を立ち上げ、運営している。

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