Integrity Writing(代表:福田聖也)は、2026年3月6日に全国の20歳~65歳以下の男女100名に「真摯さのイメージ調査」を行った。
調査の結果、真摯さの感じ方は人によって大きな違いがあり、真面目さのイメージが近いことがわかった。
この記事では、一般の方が感じる「真摯さのイメージ」について調査結果をもとに紹介する。

物事にまじめに取り組むことが真摯さのイメージに最も近い

「あなたにとって『真摯さ』に最も近いものはどれですか」と男女100人に尋ねたところ、「物事にまじめに取り組むこと」が25%で最も多く、次いで「相手に誠実であること」が21%、「正直であること」が10%という結果になった。
筆者としては、やや意外な結果だった。
一般的に「真摯さ」と聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは「誠実さ」であり、真面目さや正直さはその中に含まれる概念だと考えていたからだ。
しかし今回の結果を見ると、人によっては真面目さと誠実さは別の概念として捉えられていることがわかる。
たしかに両者は近い言葉ではあるものの、「誠実」と「真面目」をほぼ同じものとして考えていた人にとっては、少し意外に感じられる結果ではないだろうか。
また、ドラッカーの掲げるIntegrityを説明する要素としてよく挙げられる「一貫性」については8%にとどまり、少数派の回答となった。
ビジネスの場で真摯さを「一貫性」の意味合いで用いることは多いが、一般的な受け止め方とズレが生じる可能性がある。
同じ「真摯さ」でも、人によって思い浮かべる意味合いは異なるため、使い方には注意が必要だろう。
真摯さのイメージとして大谷翔平や高市早苗の名前も
「あなたは『真摯さ』という言葉に、どのような印象を持ちますか。思い浮かぶイメージや人物像を自由にお書きください。」という自由記述の質問も行い、真摯さに対するより具体的な印象を探った。
以下に、回答の一部を紹介する。
- 59歳 女性 何事にも真面目に向き合い、成し遂げる
- 62歳 男性 物事にまじめに真剣に取り組む人
- 24歳 女性 誠実な人
- 54歳 男性 物事に取り組むとき、あるいは他人と接するときに、真心を込めて誠心誠意向き合うこと。そういう人は信頼できるし、良好な関係を築きたいと思う。
- 59歳 男性 大谷翔平。おおらかで、かっこいい。
- 60歳 女性 高市早苗。頑張っているイメージがある。
- 61歳 男性 沖田総司
自由記述でも「真面目さ」を挙げる人が多かったほか、実際の成果や姿勢に言及する声も見られた。
具体的な人物像では、2025年にメジャー史上2人目となるMVPを4度受賞した大谷翔平選手や日本初の女性内閣総理大臣となった高市早苗首相が挙げられていた。
自由記述の結果からは「物事を成し遂げる人=真摯な人」のイメージが、多くの人のなかにあることが汲み取れると思う。
おそらく読者のみなさまも、周りにいる真摯な人を思い浮かべたとき、自然と結果を出している人が想起されるのではないだろうか。
明確なロジックがあるわけではない。
しかし感覚として、多くの人は次のような因果関係を受け入れているように思う。
「結果を出す人は真摯であり、真摯である人は結果を出すことができる」
そして、これは逆からも考えられる。
「真摯な人には結果を出すために必要なものが集まり、多くの人から支持してもらえる」
結果を出すためには、周囲からの支持と力を発揮できる環境が必要になる。
そう考えると、真摯さを磨くことは、結果を出すための一つの重要な要素だと言えるだろう。
つまり、結果を出すためには真摯さを磨くことが一つの要素としてあり、多くの人がそれを期待しているのだ。
まとめ
今回の調査から見えてきたのは、「真摯さ」が誰にとっても同じ意味を持つ言葉ではないということだ。
誠実さを思い浮かべる人もいれば、真面目に物事へ取り組む姿勢や、結果を出している人物像を重ねる人もいる。
だからこそ、私たちはあらためて「真面目とは何か」「誠実とは何か」、そして「真摯さとは何を指すのか」を考え直す必要があるのではないだろうか。
真摯さを磨くことは、単に印象をよくするためではなく、人からの信頼を得て、よりよい関係や結果につなげていくための土台になる。
その意味でも、真摯さという言葉を曖昧なままにせず、自分なりに捉え直していくことが大切だといえる。

